軽量鉄骨アパートはやめとけ！後悔する理由5選【騒音はうるさい？気にならない？】

物件選びをしていると、気になるのが「軽量鉄骨」。家賃が安いからという理由で安易に軽量鉄骨アパートを選ぶと、後悔する可能性が高いです。

この記事では、軽量鉄骨アパートを選ぶと後悔する理由を解説します。記事を読めば、物件選びで後悔する可能性をグッと減らせます。

軽量鉄骨アパートがやめとけと言われるのは、音がうるさいことが主な理由です。軽量鉄骨アパートは隣の部屋の生活音が気になります。

軽量鉄骨アパートはやめとけ！後悔する理由5選

軽量鉄骨アパートがやめとけと言われる理由は以下のとおりです。デメリットを許容できないと、軽量鉄骨アパートで後悔する可能性があります。

うるさい

軽量鉄骨アパートはやめとけと言われる大きな理由は、音がうるさいからです。軽量鉄骨造のアパートは、ほかの建物よりも薄い鉄骨で構成されています。軽量鉄骨アパートでは道路や隣人など、周囲の活動音が住人に伝わりやすいです。

軽量鉄骨造のアパートでは、残響効果も考慮してください。アパートのなかで聞こえる音と外で聞こえる音がまったく違うということです。残響効果は音を増幅させ、アパートの外の音よりも大きなレベルに達することがあり、居住者に悪影響を及ぼします。

軽量鉄骨造のアパートで騒音レベルを下げるには、防音対策が必要です。しかし、防音対策はコストが高くなりがち。場合によっては、専門家による施工も必要です。

軽量鉄骨アパートを選ぶ場合は、慎重に検討してください。軽量鉄骨アパートはかなりの騒音レベルに悩まされる可能性があります。

民度が低い

「軽量鉄骨アパートはやめとけ」と言われるのは、民度が低いことも理由の一つ。軽量鉄骨アパートの家賃はSRC造やRC造のアパートに比べて安いことが理由だと考えられます。

民度が低いことによるトラブル事例は以下のとおりです。

一般的に、家賃が高いアパートほど民度が高くなります。民度が低い軽量鉄骨アパートに住むと、マナーのない住人にストレスを感じることが多いです。

耐震性が低い

耐震性の低さも「軽量鉄骨アパートはやめとけ」と言われる理由です。軽量鉄骨は構造が軽いため、地震で建物が倒壊する危険性が高くなります。

地震のリスクを考慮し、軽量鉄骨アパートの危険性を理解したうえで決断することが大切です。地震が多い地域に住むのであれば、コンクリートや木造のマンションを選ぶことをおすすめします。

耐火性が低い

「軽量鉄骨アパートはやめとけ」と言われるのは、耐火性が低いことも理由の一つ。鉄は燃えやすい素材ですが、軽量鉄骨造のアパートはもともと薄いため、火災に特に弱いです。

厚い鉄骨構造物よりも早く燃えてしまい、不幸にも煙や炎で物損や人身事故につながることがあります。軽量鉄骨造のアパートでは防火扉や耐火断熱材などの設備がない場合が多く、耐火性能がさらに低下する可能性も…。

軽量鉄骨アパートの防火設備や法規制を十分に確認したうえで検討しましょう。以前その物件に住んでいた人に話を聞き、防火に関する経験を聞いてみるのも大切です。軽量鉄骨アパートに住むときは、火災のリスクを考えたうえで検討しましょう。

夏は暑くて冬は寒い

夏は暑くて冬は寒いのも「軽量鉄骨アパートはやめとけ」と言われる理由です。軽量鉄骨アパートの断熱性や防寒性は、高いと言えません。

軽量鉄骨アパートの特徴は以下のとおりです。

軽量鉄骨アパートは快適性に欠けるだけでなく、光熱費も高くつきます。室温の問題は「軽量鉄骨アパートはやめとけ」と言われる理由の一つです。

軽量鉄骨の音はどれくらい？遮音等級「L-65」

軽量鉄骨アパートの遮音等級は「L-65」です。数値が小さくなるほど、遮音性が高くなります。「L-65」は生活音が聞こえるレベルと考えてください。

日本建築学会が公表した建物構造別の遮音等級は以下のとおりです。

遮音等級	建物構造
L-35	–
L-40	SRC造
L-45	–
L-50	RC造
L-55	–
L-60	重量鉄骨造
L-65	軽量鉄骨造
L-70	–
L-75	木造

軽量鉄骨アパートの騒音は以下のとおりだと考えてください。

木造よりは静か

軽量鉄骨アパートは木造アパートよりも静かに過ごせます。木造アパートよりも遮音等級が高いからです。

木造アパートは住人の生活音が筒抜けに聞こえます。騒音を気にするなら、木造アパートはやめたほうがいいでしょう。

重量鉄骨よりうるさい

軽量鉄骨アパートは、重量鉄骨アパートよりもうるさいです。重量鉄骨造は遮音等級が「L-60」。軽量鉄骨アパートの遮音等級よりもやや高いです。

より静かに暮らしたいなら「SRC造」や「RC造」の物件を選ぶことをおすすめします。ただし静かな分、家賃が高くなるのがデメリットです。予算を考えたうえで、適切な物件を選びましょう。

ドライヤーの音は聞こえる

軽量鉄骨アパートでは、住人がドライヤーを使う音まで聞こえます。遮音等級「L-65」は、生活音が聞こえる程度だからです。

ドライヤーの音が聞こえることにより、以下のようなデメリットが発生します。

隣人の生活音が気になるなら、軽量鉄骨アパートはやめたほうがいいでしょう。特に気にならないなら、軽量鉄骨アパートでも大きな問題はありません。

軽量鉄骨アパートに住む人の口コミ

軽量鉄骨アパートに住む人の口コミを集めました。軽量鉄骨アパートを検討している人は参考にしてください。

「うるさい」という口コミ

「やめとけ」という口コミ

「騒音は気にならない」という口コミ

軽量鉄骨アパートのメリット

軽量鉄骨アパートに住むメリットは以下のとおりです。メリットとデメリットを比較して、本当に軽量鉄骨アパートを選ぶべきか考えてみてください。

家賃が安い

軽量鉄骨アパートの大きなメリットは、家賃が安いこと。従来の木造建築と比較すると、建築コストが大幅に削減できるからです。軽量鉄骨アパートは生活費をあまりかけたくない人にとって便利な物件と言えます。

しかし家賃が安い分、快適性には劣ることを考えなければいけません。快適性を重視するか、コスト面を重視するかで選ぶべき物件は変わります。

「とにかく家賃を抑えたい」と考えるなら、軽量鉄骨アパートよりも木造アパートがおすすめです。少し予算に余裕があって、木造アパートよりも快適な物件に住みたいなら軽量鉄骨アパートを検討してみてください。

虫が出にくい

軽量鉄骨アパートは虫が出にくいという点もメリットの一つ。木造住宅とは違い、建築資材が虫のエサにならないからです。

木造アパートの場合、以下のような害虫が発生します。

木造に比べて、軽量鉄骨は機密性に優れているのも虫が出にくい理由の一つ。虫の発生を防ぎたいなら、木造よりも軽量鉄骨造のアパートを選びましょう。

設備が整っている

軽量鉄骨アパートの多くは、木造よりも設備が整っています。築年数の浅い物件が多いからです。

軽量鉄骨アパートは木造よりもあとに考案された造り。木造に比べて新しい物件が多いです。

木造住宅は環境の影響を受けやすいと言われています。鉄骨は腐食に強く、築年数が経過しても外観を保てるのがメリットです。

木造よりはうるさくない

軽量鉄骨アパートは、木造アパートに比べて騒音が少ないこともメリットです。金属は音を吸収しにくいため、音が壁に伝わらないことが理由に挙げられます。

軽量鉄骨アパートの場合、以下のような騒音に悩まされることは少ないです。

ただし、あくまでも木造アパートよりはマシというレベル。「SRC造」や「RC造」の物件に比べてうるさいのは間違いありません。

木造よりは耐震性が高い

軽量鉄骨アパートは、木造アパートよりも地震に強いというメリットがあります。鉄骨造は木造よりも剛性が高く、地震の力に対して強いからです。

軽量鉄骨アパートなら、地震が多い地域でも安心して暮らせます。万が一のとき、軽量鉄骨アパートなら被害を最小限に食い止められる可能性が木造アパートよりも高いです。

地震の多い地域に住むなら、木造アパートではなく軽量鉄骨アパートのほうが安心。物件に耐震性を求めるなら、木造よりも軽量鉄骨造のアパートを選びましょう。

後悔しない軽量鉄骨アパートの選び方

軽量鉄骨アパートを選ぶポイントは以下のとおりです。ポイントを押さえれば、軽量鉄骨アパートでも後悔する可能性を減らせます。

1階は避ける

軽量鉄骨アパートを選ぶときは、できるだけ1階を避けましょう。賃貸アパートの1階にはデメリットが多いです。

賃貸アパートの1階に住むと、以下のような事態に陥ります。

軽量鉄骨アパートは2階以上を選ぶのがおすすめです。2階建てのアパートであれば、住人からの騒音被害を最小限に抑えられます。

角部屋を選ぶ

軽量鉄骨アパートを選ぶときは、角部屋を選ぶのがおすすめです。角部屋を選べば、騒音の原因を1/2に抑えられます。

角部屋は片側しか隣人がいません。住人がいないほうの部屋から生活音がすることはなくなります。

ただし、角部屋はアパートのなかでも人気の部屋です。空いている可能性が低く、家賃が高く設定されていることもあります。デメリットを考慮したうえで角部屋を検討してください。

築浅物件を選ぶ

軽量鉄骨アパートに住むなら、築浅物件を選ぶのがおすすめです。築浅物件であれば、防音設備が充実しています。

目安として、築10年以内の物件を選んでみてください。防音性能の高い建築技術が使われている可能性が高いです。

築年数の古い物件ほど、防音性が低いと考えましょう。うるさいと評判の軽量鉄骨アパートでは、防音性能が快適に暮らせるかのポイントです。

静かな立地を選ぶ

軽量鉄骨アパートを選ぶとき、静かな立地にあるかは重要なポイントです。静かな立地であれば、外からの騒音被害を減らせます。

近くに音の出る施設がないか確認しましょう。以下のような施設が近くにあると、外からの騒音被害が起きやすいです。

線路沿いや道路沿いの物件もおすすめしません。音がうるさいだけでなく、振動によるストレスも発生します。軽量鉄骨アパートに住むなら、閑静な住宅街にある物件を選んでください。

戸数の少ない物件を選ぶ

軽量鉄骨アパートで快適に暮らすなら、戸数の少ない物件を選びましょう。「戸数が少ない=騒音が少ない」と考えられるからです。

戸数が多いと、人による騒音トラブルが増加します。10人しか住んでいない物件よりも、50人住んでいる物件のほうがトラブルが増えるのは明らかです。

軽量鉄骨アパートで後悔しないために確認するポイント

軽量鉄骨アパートで後悔しないためにも、以下のポイントを押さえましょう。内見のときに不動産屋と一緒に確認してみてください。

壁の厚み

軽量鉄骨アパートを選ぶときは、壁の厚みを確認してください。壁の厚さによって騒音が大きく変わります。

平屋建ての建物の耐力壁の厚さは通常6インチ(152mm)以上、1階以上の建物の壁の厚さは8インチ(203mm)であるべきとされています。無筋の石積みのせん断壁や石積みの基礎の壁の厚さも最低8インチ(203mm)であるべきです。

寸法を確認し、アパートの壁が外からの騒音を最小限に抑えるのに十分な厚さであることを確認してください。もし壁が薄い場合は、ほかのアパートを探すことをおすすめします。

共用部分

軽量鉄骨アパートに住む場合、建物の共用部分がきちんと管理されているか確認しましょう。住人の民度や管理状況を把握できます。以下のポイントをチェックしましょう。

清掃が行き届いていなかったり、住民が不親切だったりすると、のちに大きな問題へ発展することがあります。

共用部分が管理されている物件であれば、比較的安心です。管理が行き届いており、マナーのある住民が住んでいると考えられます。

隣の間取り

軽量鉄骨アパートに住む場合、隣の部屋の間取りを確認することが大切です。間取り図を見て生活音が鳴る場所と近すぎると、音が気になる可能性があります。

以下のような設備が隣り合わせになっていないか確認しましょう。

軽量鉄骨アパートは、ほかのタイプの物件に比べて防音性能が低いです。隣人が問題になりうるかどうかを判断するには、周りの部屋の間取りがカギになります。

過去の騒音トラブル

軽量鉄骨アパートに住むときは、過去の騒音トラブルを確認しましょう。過去に騒音トラブルが起きていると、あなたも巻き込まれる可能性があります。

アパートで騒音トラブルが起きるのは、住んでいる人が主な原因です。物件の防音設備が整っていても、住人が騒げばうるさいと感じます。

ほとんどの場合、過去の騒音トラブルは自分から聞かないと答えてくれません。不動産屋や大家さんに過去の騒音トラブルについて聞いてみてください。

前入居者の居住年数

軽量鉄骨アパートに住む場合は、前の入居者の居住年数を確認することも大切です。前入居者の居住年数によって、その物件の快適性が分かります。

通常、数ヶ月で引っ越すことはありません。もし前の居住者が数ヶ月で退去していたら「何かある」と考えてください。

1年や2年など、ある程度の区切りがあればまだ安心です。不動産屋や大家さんに確認してみてください。

騒音が気になるなら軽量鉄骨アパートはやめとけ

騒音トラブルに不安を感じているなら、軽量鉄骨アパートはおすすめできません。単に安いからと言う理由で軽量鉄骨アパートを選ぶと後悔します。

軽量鉄骨アパートがやめとけと言われる理由は以下のとおりです。

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